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【専門家監修】『2022年 QRコード決済』でおすすめなサービスはこれ!メリット・デメリット・注意点は?

多くのお店で、『QRコード決済』ができるようになってきました。

しかし、さまざまな『QRコード決済』の中で、どれを選べば良いのか、どのような違いがあるのか分からない方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、おすすめの『QRコード決済』や、利用する際の注意点、メリットとデメリットをご紹介させて頂きます。

目次
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QRコード決済とは?QRコード決済方法について

QRコード決済とは、スマホを活用したキャッシュレス決済の手段の一つです。

スマホにインストールしたアプリでQRコードを読み取ったり、バーコードリーダーでQRコードを読み取ったりすることで決済ができます。現金を使うことなく、非接触でスムーズに決済できるのが特徴です。

QRコード決済の決済方法には、ストアスキャン方式とユーザースキャン方式があります。

【ストアスキャン方式】

ストアスキャン方式は、スマホに表示したQRコード(バーコード)を店舗のバーコードリーダーで読みとり、決済を行います。

支払いの流れは、

  • スマホでQRコード(バーコード)を表示
  • バーコードリーダーで読み取ってもらう

となっています。

【ユーザースキャン方式】

ユーザースキャン方式は、店舗の端末画面や紙に表示されているQRコードを自分のスマホで読みとり、決済を行います。

支払いの流れは、

  • スマホのアプリでお店のQRコードをスキャン
  • 金額を入力
  • 店舗側が確認して支払い完了

となっています。

支払いのタイミングは、3種類あります。

  1. 前払い(プリペイド、チャージ):ATMや銀行口座などからアプリにあらかじめ残高をチャージする
  2. 即時払い(リアルタイムペイ):支払いと同時に銀行口座から引き落とされる
  3. 後払い(ポストペイ):クレジット払いやサービス独自の決済方法を利用する

の3つです。

決済サービスによって選択できる支払タイミングは異なります。

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QRコード決済のサービス業者はどれくらいある?

今はIT企業だけでなく、通信キャリアや銀行などもQRコード決済サービスを展開しています。提供されているQRコード決済の一部をご紹介します。

IT企業
  • 楽天ペイ
  • PayPay
  • メルペイ
  • LINE Pay
  • &Pay
通信キャリア
  • d払い
  • au PAY
銀行
  • J-Coin Pay
  • Bank Pay
  • ゆうちょPay
  • 銀行Pay(はまPay、YOKA! Pay、ほくほくPay など)
コンビニ
  • ファミペイ
海外
  • ALIPAY
  • WeChat Pay
その他
  • Smart Code
  • Pring
  • QUOカードPay

この他にも、特定の店舗で利用できるものや自治体などが提供しているものもあります。

2022年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査結果のまとめ

さまざまなQRコード決済が登場している中で、どれくらいの人がどのようなQRコード決済を利用しているのでしょうか。

MMD研究所が2022年1月1日~1月5日の期間で実施した「2022年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の調査結果をご紹介します。MMD研究所の調査によると、43.6%の人がスマホ決済を利用していることが分かりました。スマホ決済は主流の決済方法になっているといえるでしょう。

引用:MMD研究所「2022年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」

実際にQRコードを利用している方に聞いた結果、最も利用しているQRコード決済サービスの上位はPayPay、d払い、楽天ペイとなっています。

引用:MMD研究所「2022年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」

またMMD研究所のQRコード決済の満足度調査によると、総合満足度は「楽天ペイ」がトップとなっています。それぞれの部門のトップは下記のとおりです。

  • お得部門:楽天ペイ
  • アプリデザイン部門:メルペイ
  • 利便性部門:PayPay
  • 信頼部門:au PAY

引用:MMD研究所「2022年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」

各部門の項目は、以下のようなものです。

  • お得部門:キャンペーンの頻度、ポイント還元率、還元されるポイントの分かりやすさ
  • アプリデザイン部門:操作の分かりやすさ、利用した金額(残高)の分かりやすさ、見た目の良さ
  • 利便性部門:使える場所(店舗・EC)の多さ、店員の理解度、チャージ方法の豊富さ
  • 信頼性部門:セキュリティ、企業の信頼性、使える場所の分かりやすさ

QRコード決済には興味があるけど利用できていない方は、利用するQRコード決済を決める際に参考にしてみてください。

おすすめのQRコード決済サービスのご紹介

おすすめのQRコード決済を4つご紹介します。それぞれのQRコード決済のメリットとデメリット、注意点をご覧いただき、最も利用しやすいものを選んでみてください。

楽天ペイサービスのご紹介

登録料

無料

加盟店舗数

500万カ所以上

決済方法
  • クレジットカード
  • 楽天キャッシュ
  • 楽天銀行
楽天キャッシュへのチャージ方法
  • 楽天カード
  • 楽天銀行
  • ラクマの売上金
  • 楽天ウォレットの暗号資産
付与ポイント

楽天ポイント

ポイント還元率

1.0~1.5%

相性のいいクレジットカード

楽天カード

個人間送金

1回の利用上限金額
  • 3万円~50万円
  • 支払い方法などによって異なる
年齢制限

なし

メリット
  • 楽天ポイントが貯められる
  • 加盟店舗数が多い
  • 楽天ペイからモバイルSuicaの発行、チャージ、利用が可能
デメリット

チャージの方法が限られている

注意点

クレジットカード払いを楽天カード以外のクレジットカードで登録すると、楽天ポイントがもらえない

引用:楽天公式ホームページ

楽天ペイは楽天株式会社が提供している決済サービスです。

楽天ペイは、日頃から楽天カードを利用していて、楽天市場などでお買い物をしている方におすすめのQRコード決済になります。

楽天ペイの基本的なポイント還元率は1.0%です。楽天カードからチャージすると0.5%、支払いで1.0%還元されるので、合計で最大1.5%のポイント還元が受けられます。さらに、加盟店では楽天ポイントカードを提示すると最大で1.0%が還元されます。

工夫をすることで、どんどん楽天ポイントが貯まるでしょう。

楽天ペイのアプリ上でSuicaの発行が可能です。楽天カードからチャージすると0.5%のポイントが還元されます。

支払いや公共交通機関にSuicaを利用されている方は、楽天ペイを利用することでポイントが貯まりやすくなりますよ。

楽天ペイは、楽天ユーザーにとっては便利ですが、楽天カードや楽天銀行を利用していない方にとっては利用するメリットは感じにくいです。

なぜなら、楽天ペイへのチャージは、

  • 楽天カード
  • 楽天銀行
  • ラクマの売上金
  • 楽天ウォレットの暗号資産

からしかできないためです。

現金をチャージする場合は、楽天Edyを利用する必要があります。また、クレジットカード払いに楽天カード以外のクレジットカードを登録した場合、楽天ポイントがもらえません。

楽天ポイントを貯めるために楽天ペイを利用される方は、楽天カードや楽天銀行を利用しましょう。

楽天ペイは楽天ユーザーにとってはポイントが貯まりやすく、利用しやすいQRコード決済になっているので、楽天ユーザーの方はぜひ利用してみてください。

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PayPayサービスのご紹介

登録料

無料

加盟店舗数

366万カ所以上

決済方法
  • クレジットカード
  • PayPay残高
  • PayPayあと払い
PayPay残高へのチャージ方法
  • 銀行口座
  • セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM
  • ヤフオク!・PayPayフリマの売上金
  • PayPayカード
  • PayPayあと払い
  • ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
付与ポイント

PayPayポイント

ポイント還元率

0.5~2.5%

相性のいいクレジットカード

PayPayカード

個人間送金

1回の利用上限金額
  • 5000円~50万円
  • 支払い方法や登録内容によって利用上限金額は異なる
年齢制限
  • なし
  • 利用者が未成年の場合、法定代理人の同意が必要
メリット
  • 決済状況によって還元されるポイントが変わる
  • キャンペーンが頻繁に行われる
  • 独自の後払いサービスであるPayPayあと払いがある
デメリット

クレジットカードでのチャージは、PayPayカードしかできない

注意点

PayPayカード以外のクレジットカード支払いでは、PayPayポイントは還元されない

引用:PayPay公式ホームページ

PayPayは、ソフトバンクとヤフーが共同設立したPayPay株式会社が提供しているQRコード決済です。知名度も高く、利用者数や加盟店舗数が多いので、利用しやすいQRコード決済でしょう。

また、PayPayカードやPayPayモールなどを利用する方に、オススメのQRコード決済になります。

PayPayには、決済状況によって還元されるポイントが変わる『PayPayステップ』というシステムがあります。

PayPayの基本的なポイント還元率は0.5%です。

「300円以上の支払いを30回以上、かつ合計支払い金額5万円以上」で翌月+0.5%のポイントが還元されます。また、「Yahoo! JAPANの対象サービスを3サービス以上の利用」でも翌月+0.5%にポイント還元率が高くなります。日頃からYhaoo! JAPANのサービスを利用されている方は、よりポイントが貯まりやすいシステムとなっています。

PayPayには、独自の後払いサービスであるPayPayあと払いがあります。PayPayあと払いとは、使用した金額をまとめて翌月支払うことができるサービスです。事前にチャージする必要がなく、PayPay残高がなくても利用できます。しかし、利用するには事前に申し込みと審査が必要になるので、注意してください。

PayPayは、

  • 銀行口座
  • PayPayカード
  • 現金(セブン銀行AM、ローソン銀行ATM)
  • ヤフオク!・PayPayフリマの売上金
  • ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
  • PayPayあと払い

でチャージできるので、利用しやすいQRコード決済です。しかし、PayPayカード以外のクレジットカードでのチャージはできないので、注意してくださいね。

また、PayPayカード以外のクレジットカード支払いでは、PayPayポイントは還元されません。ポイントを貯めたい方はチャージして利用するか、PayPayカードを利用しましょう。

PayPayは、日頃からYahoo! JAPANのサービスを利用している方はポイントが貯まりやすいQRコード決済なので、ぜひ利用してみてください。

d払いサービスのご紹介

登録料

無料

加盟店舗数

410万カ所以上

決済方法
  • クレジットカード
  • 電話料金合算払い
  • d払い残高
d払い残高へのチャージ方法
  • 銀行口座
  • セブン銀行ATM
  • コンビニ
付与ポイント

dポイント

ポイント還元率

200円で1ポイント還元

相性のいいクレジットカード

dカード、dカード GOLD

個人間送金
  • ドコモユーザー同士のみ可能
1回の利用上限金額
  • 10万円~
  • 支払い方法やドコモ契約期間により異なる
年齢制限
  • なし
  • 利用者が未成年の場合、法定代理人の同意が必要
メリット
  • dポイントが貯まる
  • ドコモユーザーは電話料金と合算して支払い可能
デメリット ドコモユーザー同士でないと送金できない
注意点 クレジット払いにdカード以外のクレジットカードを登録していると、ポイント還元が受けられない

引用:NTT docomo公式ホームページ「IR資料」

NTT docomoが提供しているQRコード決済サービスです。d払いはドコモユーザーにオススメのQRコード決済になります。

d払いでは、支払い金額の200円につきdポイントが1ポイント貯まります。また、加盟店でdカードを提示すると、さらにポイントが付与されます。dカードを利用している方は、ポイントが貯まりやすいのでおすすめです。

貯まったdポイントは、ドコモの電話料金やドコモ光の料金、ドコモ電気の料金の支払いにも使えます。

ドコモユーザーは電話料金と合算して支払うことができます。そのため、d払いのアプリ側でクレジットカードを登録しなくても後払い決済が可能になるので、ドコモユーザーにとっては始めやすいQRコード決済でしょう。

d払いでは、ドコモユーザーしか使えない機能もあります。d払いは個人間での送金がドコモユーザー同士でしかできません。個人間での送金にスマホ決済を利用したい方は注意してくださいね。

また、クレジット払いにdカード以外のクレジットカードを登録していると、ポイント還元が受けられません。dポイントを貯めたい方は、チャージして利用するか、dカードを利用するとよいでしょう。

dカードを持っていてdポイントを貯めている方や、ドコモユーザーの方は使いやすいQRコード決済になっていますので、ぜひ利用してみてください。

メルペイサービスのご紹介

登録料

無料

加盟店舗数

236万カ所以上

決済方法
  • メルペイ残高
  • メルカリの売上金
  • メルペイスマート払い
メルペイ残高へのチャージ方法
  • 銀行口座
  • セブン銀行ATM
付与ポイント

なし

ポイント還元率

相性のいいクレジットカード

個人間送金

1回の利用上限金額
  • 10万円~100万円
  • 登録条件によって異なる
年齢制限
  • なし
  • 利用者が未成年の場合、法定代理人の同意が必要
メリット
  • メルカリの売上金やポイントを支払いに使える
  • iD決済ができる
  • 後払いのサービスであるメルペイスマート払いが使える
デメリット
  • クレジットでチャージすることはできない
  • ポイント還元がない
注意点

メルペイスマート払いの定額払いを利用する場合は、清算期限を守る

引用:merpay(メルペイ)公式ホームページ

メルカリの子会社である株式会社メルペイが提供するQRコード決済サービスです。メルカリを日頃から利用している方におすすめのQRコード決済になります。

メルペイは、メルカリの売上金やポイントを支払いに使うことが可能です。

通常、メルカリの売上金を銀行口座に振り込む際、振込手数料がかかってしまいます。しかし、メルペイを利用することで売上金をそのままお買い物の支払いに使用できるので、振込手数料を節約できます。

メルペイはiD決済ができます。

iD決済とは、スマホやカードを専用端末にかざすことで決済できる電子マネーサービスです。iD決済を設定すると、スマホを専用端末にかざすだけで支払えるようになります。またiDマークがあるお店でも使えるので、利用できる店舗数が多くなり、さらに利用しやすくなるでしょう。

また、メルペイには独自の後払いのサービスであるメルペイスマート払いがあります。メルペイスマート払いは、当月の支払い金額を翌月まとめて精算できるサービスです。事前にチャージする必要がなく、チャージ残高が不足している場合にも利用できるので便利です。

メルペイスマート払いでは翌月に一度に支払うのではなく、月々に分けて定額払いにすることもできます。

定額払いの場合、信用情報機関に信用情報が提供されます。そのため、清算期限を過ぎると、今後の信用取引の与信判断に影響が出る場合があるので、利用する際は注意してください。

メルペイのデメリットは、クレジットでチャージできないことです。

チャージする方法は、

  • 銀行口座
  • セブン銀行ATM
  • メルカリの売上金やポイント

になります。

また、メルペイは他のQRコード決済と異なり、ポイント還元がありません。ポイントを貯めたい方は注意してくださいね。

メルペイは、メルカリの売上金やポイントをメルカリだけでは使いきれない方におすすめのQRコード決済になっていますので、ぜひ利用してみてください。

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まとめ

おすすめのQRコード決済についてご紹介しました。キャッシュレス決済が普及していますが、QRコード決済はスマホがあれば支払いができるのが特徴です。

他にも、

  • 現金やクレジットカードで支払うよりもポイントを貯められる
  • 個人間での送金が簡単にできる

などのQRコード決済を利用することで得られるメリットがあります。

QRコード決済によってポイントの還元率や支払い方法、チャージ方法が異なります。

普段利用している店舗で利用可能かどうかに加えて、ご紹介したおすすめのQRコード決済の情報を参考にして、ご自身に合った「QRコード決済」を選んでみましょう。

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専門家からのコメント

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たかの あや

30代会社員。金融業(法人向け)のマーケティングや営業に15年程従事。

【保有資格】

日商簿記2級
FP3級
IPO実務検定(標準レベル)
TOEIC 740

【コメント】

記事を読む中で、普段の支払い方法の約85%は現金というのは驚きでした。私は元々荷物を多く持って外出したくない人間(笑)なので、QRコード決済の恩恵を有難く受けています。

ただ、記事で書かれている通り、色んなQRコード決済サービスがあって、お店によっても使えるサービス・使えないサービスがあるので、なかなかQR決済サービスの中で何が良いかを絞り込みきれずにいました。実際、全方位的に対応するために有りとあらゆるQRコード決済アプリをインストールして試していたので、この記事を読んでどれが私にとって合っている(=利便性がある)のか分かって助かりました!

具体的にはメインで楽天Pay(元々楽天カードユーザー)、サブでメルペイ(メルカリで不要品を売った代金を手数料払って、口座に移すのも勿体無いと思っていたので)を今後使っていく予定です。

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