2021年1月28日(木)に、Kyashの発表によって、Kyashの還元率変更が発表されました。
その内容は、
- クレカチャージの還元率が1%→0.2%
- Kyashポイントの還元上限が500→100ポイントに減少
- クレカからKyashに直接チャージ不可
といった、いわゆる改悪でした。
結果的に、Kyashでポイント2重取りなどをするメリットが失われ、Kyashユーザー間では非常にショッキングな発表となりました。
このようなKyash改悪の中、「Kyashは解約すべき?」といった疑問をお持ちの方もいると思います。
この記事では、今回のKyash改悪を踏まえ、Kyashを解約すべきかどうかを検討し、Kyashの解約方法とKyashの代替クレカを5枚ご紹介します。
Kyash改悪の要点
2021年1月28日(木)に発表された、Kyashの変更点は以下の4つです。
特に、
❷「登録カードを使った指定金額入金機能の廃止」と
❹「決済時のポイント還元率の一部変更」
が改悪の要点として注目されました。
変更内容 | 日時 | |
❶ | 銀行口座からの指定日自動入金をスタート | 2/4(木) |
❷ | 登録カードを使った指定金額入金機能の廃止 | 2/4(木) |
❸ | ゆうちょ銀行との接続再開および住信SBIネット銀行との接続開始 | 2/4(木) |
❹ | 決済時のポイント還元率の一部変更 | 2/10(水) |
【最新:Kyash改悪まとめ、還元率や還元上限額が減少⇩】

【Kyash改悪❶】クレカからKyashへの直接チャージが不可能に
Kyashの変更点❷「登録カードを使った指定金額入金機能の廃止」は、金額を指定してクレカからKyashにチャージできなくなることです。
つまり、クレカからKyashに自由にチャージできなくなり、クレカ→Kyashというポイント2重取りがやりにくくなりました。
クレカからの直接チャージNGの変更は、すでに発表されており12月に一時延期となりましたが、最終的に変更が実施されることとなった形です。
ただし、Kyash決済時の不足分を登録クレカで補う「カードリンク」機能を使えば、ポイント2重取りは可能です。
【解説:過去のKyash改悪の記事はこちら⇩】

【Kyash改悪❷】1%→0.2%還元に、上限も100ポイントに減少
Kyashの変更点❹「決済時のポイント還元率の一部変更」とは、クレカチャージで貯めたKyashポイントでの支払時の還元率が、もともとの1%から0.2%に減少するということです。
つまり、Kyashのポイント2重取りにおいて、還元率が0.2%しか上乗せされないということです。
これまでは、楽天カード(1%還元)→Kyash(1%還元)によって、合計2%還元が実現していました。しかしこの改悪で、楽天カード+Kyashとの組み合わせは、1.2%還元に減少します。
さらに、クレカチャージで貯めたKyashポイント決済の還元上限も、500ポイント/月から100ポイント/月に減りました。
【延期中】Kyashがまだ発表していない変更点
今回の改悪によってKyashを使うメリットが大きく失われてしまいました。
2020年12月に発表、現在サービス検討中の「残高利息サービス」について、まだ発表がありません。
当初は「年利1%の残高利息を毎月付与するサービス」と発表していました。
ただし、その後の発表で「サービスリリースを一旦中止し、サービス名称及び内容を見直すことといたしました。」とあり、その後の発表はありません。
1%の残高利息は、銀行の普通預金の利息(0.001%)よりも、かなり高いのでとても魅力的なサービスです。
もし、仮に当初の発表通りに「残高利息サービス」が開始された場合は、銀行に預金するよりもサービスを活用した方がよいでしょう。
【5%還元:三井住友カード(NL)とは?】
Kyashは解約すべき?
さて、「クレカからの直接チャージNG」と「還元率/還元上限額の減少」で改悪となったKyashですが、
「Kyashは解約すべき?」ということについて検討してみたいと思います。
結論から言えば、「Kyashは解約すべきではない」といえます。
その理由は以下の3つです。
- 月5,000円までポイント2重取りが健在
- 1%還元のプリペイドとして利用可能
- 残高利息サービスへの期待
月5,000円までポイント2重取りが健在
Kyashは「クレカからの直接チャージNG」になりましたが、Kyashのカードリンク機能によって、紐づけしたカードからKyashにチャージ/支払いすることができます。
Kyashのカードリンク機能とは、簡単に言えば、「残高無しでもKyashが利用できる」機能です。決済時の不足分を紐づけしたカードでのあと払いにすることで、残高ゼロでもKyashで決済ができてしまいます。
また、クレカチャージにおける還元上限額も、100ポイントに減少しましたが、月5,000円までの利用であれば、ポイント還元を受けられます。
ポイント還元率も還元上限も減り、魅力が少なくなったKyashではありますが、まだポイント2重取りのカードとして活躍可能です。
Kyashのカードリンク機能の使い方
Kyashのカードリンク機能の設定は簡単です。
事前に、カードリンクさせたいクレカを登録してください。
【カードリンク機能の設定方法】
- TOPの[入金する]
- [入金方法]を選択
- リンクさせたいカード横の[リンクする]を選択
- ポップアップの[カードをリンクする]を選択すれば、完了
※カードリンク機能の詳細はこちら

1%還元のプリペイドとして利用可能
Kyash残高には、
- 銀行口座などからチャージし送金可能な「Kyashマネー」
- クレカからチャージし送金不可能な「Kyashバリュー」
の2種類があります。
今回還元率が変更されたのは「Kyashバリュー」決済の還元率だけで、銀行口座などからチャージした「Kyashマネー」決済は、1%還元のままです。
そのため、今後も1%還元のプリペイドカードとして活躍できます。
特にKyashは、
- ApplePay/GooglePay(QUICPay)
- Visaのタッチ決済(物理カード)
に対応しているので、便利なプリペイドカードとしてキープしておくのもありでしょう。

残高利息サービスへの期待
最後の「残高利息サービスへの期待」ですが、こちらは現在サービス検討中のため、まだ不透明ではあります。
ただ、もし当初の発表通りに年利1%の利息が付くサービスであれば、銀行の普通預金の年利(0.001%)よりも利息が付きやすいため、預金を銀行口座に置いておくよりも、残高利息サービスを活用した方がおトクです。
今後の発表内容によりますが、利息残高サービスの発表までは、別段な理由を除きKyashは解約しないでおいてもよいでしょう。
【5選:マクドナルドでおすすめのお得クレカはどれ?】

おススメのKyash残高の送金先
Kyashを解約する時に、残ったKyash残高を銀行口座に引き出す場合、220円の手数料がかかります。
そこで、Kyashを解約せずに、Kyash残高を送金して取り出す方法があります。
それは、1%還元が適用される「6gram」や「TOYOTA Wallet」といった別のプリペイドカードに残高を送金することです。
「6gram」は、mixiが発行する招待制のプリペイドカードであり、「TOYOTA Wallet」は誰でも発行できるプリペイドカードです。
どちらもスマホがあれば誰でも発行でき、両方ともKyashの1%還元の対象です。
【朗報】Kyashから6gramへのチャージは還元対象‼️
👉遂にKyashが3Dセキュアに対応
👉Kyashの3Dセキュア対応でクレカ(1%還元〜)→Kyash(1%還元)→6gramの連携が可能にKyashのチャージ分が獲得予定ポイントとして表示されました🤗
特に還元率が改悪になった楽天カードのヘビーユーザーには朗報かと pic.twitter.com/ATWiLCP8Hl
— キャッシュレスオタク@6gram招待お兄さん💳 (@cashlessotaku) November 17, 2020
送金した残高は、ApplePayなどでモバイルSuica/PASMOのチャージに利用するのがよいでしょう。
【6gram×Kyash⇩】

【TOYOTA Wallet×Kyash⇩】
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Kyashの解約方法
別段な理由や、特にKyashにメリットを感じなくなった方向けに、Kyashの解約方法を解説します。
Kyashの解約方法は、「Kyash残高の有無」と「本人確認の有無」によって少し手続きが異なります。
【共通手順】
- 下段メニュー[アカウント]を選択
- 一番下の[アカウントを解約]を選択
- 注意事項を読み、[上記内容に同意する]にチェックし、アカウント解約に進む
【本人確認済み】Kyash残高がある場合
本人確認済みで、Kyash残高がある場合は、
- 銀行口座に出金
- 友達に送る
- 残高放棄
のうち、どれかを選択します。
銀行口座に出金する場合は、220円の出金手数料がかかります。
Kyash残高が220円以下の場合は、「友達に送る」か「残高放棄」を選択してください。
また、一度放棄した残高をもとに戻すことはできないので、十分注意してください。
- 上記の共通手順を実行
- 残高の処理方法を選択
- 解約内容を確認し、同意
- アカウント解約完了
※Kyash解約に関してはこちら
【本人確認済み】Kyash残高がない場合
本人確認済みで、Kyash残高が無い場合は、Kyashアカウントを削除するだけです。
【本人確認無し】の場合
本人確認無しの場合は、「銀行口座に出金」及び「友達に送る」ができません。
そのため、Kyash残高の有無にかかわらず、「残高放棄」を選択してください。
【注意】解約から3ヵ月間は新規登録が不可に
Kyash解約で注意すべき点は、Kyashの退会後、3ヶ月間はKyashの新規アカウントの作成はできなくなることです。
再びKyashを利用したい場合は、解約から3ヶ月過ぎた後に、再度新規アカウントの作成可能となります。
ちなみに、カード利用を一時的に停止したい場合はカードの一時ロックで十分です。
※Kyash解約後の再発行に関してはこちら
【5選】Kyash代替の乗り換えクレカ
最後に、今後もKyashを継続利用、もしくはKyash以外のおトクなクレカを利用する方に向けて、Kyashの代替クレカを5つご紹介します。
【クレカ編】
- 【2.5%還元】エポスゴールドカード(+6gram)
- 【5%還元】三井住友カード(ナンバーレス/NL)←NEW
- 【1.2%(+20%)還元】リクルートカード
- 【3%還元】セゾンパールアメックスカード(デジタル版)
- 【3%還元】Visa LINEPayカード
【2.5%還元:エポスゴールドカード(+6gram)とは?】

一方、Kyashのように「ポイント2重取り」を継続したい場合は、こちらのプリペイドカードがおススメです。
- 【0.5%還元】auPAY プリペイドカード
- 【0.5%還元】dカード プリペイド
- 【0.65%還元】ANA JCB プリペイドカード
詳細は、下記記事をご参照ください。
【代替:Kyash改悪でおススメのプリペイドカードは?】


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