セゾンパール・アメックスカードのデジタル版とは
11月24日より、セゾンカードから「セゾンパール・アメリカン・エクスプレスカード(以下、セゾンパール・アメックスカード)」のデジタル版が発行できるようになりました。
セゾンパール・アメリカン・エクスプレスカードは、番号が無い「ナンバーレス」なデザインが注目を集めており、また従来のクレカと同様の通常版と、スマホのアプリで利用管理をするデジタル版の2種類があります。
今回注目するのは、スマホアプリで管理できる、セゾンパール・アメックスカードのデジタル版(以下、セゾンパール・アメックスカード(デジタル))です。
最短5分でスマホだけで発行できることや、番号や残高確認全てが専用のスマホアプリで完結します。
また、QUICPayが利用での基本還元率が3%のため、Visa LINEPayカードの3%還元が終了した後に活躍することが期待できます。
今回はそんな、セゾンパール・アメックスカードのデジタル版のスペックや新規入会特典、メリットやデメリットをご紹介します。
セゾンパール・アメックスカード(デジタル)のスペック
セゾンパール・アメックスカードのデジタルの基本スペックは下記です。
セゾンパール・アメックスカード(デジタル版) | |
還元率 | 0.5%(新規キャンペーンで最大5%) |
付与ポイント | 永久不滅ポイント |
ブランド | アメリカン・エクスプレス |
発行体 | セゾンカード |
還元率
セゾンパールアメックスカード(デジタル)の基本還元率は、0.5%です。
ただし、注目してほしいのは、QUICPayを利用すると、還元率が3%になることです。
さらに、新規入会特典として、1/7までの入会者はQUICPay決済で+2%され5%還元になります。
Visa LINEPayカードの3%終了後に活躍
Visa LINEPayカードは、実質年会費が無料で3%還元の高還元クレカとして人気です。
しかし、Visa LINEPayカードの3%還元は、21年4月までであり、その後は1%還元になってしまいます。
そのため、発行料無料で3%還元のVisa LINEPayカードよりも、一時的ではありますが、新規入会特典キャンペーン中のセゾンパール・アメックスカード(デジタル)の方が還元率は高いです。
また、Visa LINEPayカードの3%還元は、2021年4月に終了してしまうため、基本還元率3%のセゾンパール・アメックスカード(デジタル)はVisa LINEPayカードの後釜として活躍が期待できます。
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付与ポイント
セゾンパール・アメックスカード(デジタル)の付与ポイントは、有効期限が無いことで有名な「永久不滅ポイント」です。
永久不滅ポイントは、1000円で1円分の景品やポイントを交換可能なため、還元率は0.5%です。
しかし、セゾンパール・アメックスカード(デジタル)は、QUICPay利用で還元率が6倍の3%になります。
そのため利用する際は、ECなどのオンライン決済ではなく、コンビニやカフェなど実店舗でのQUICPay利用を強くおススメします。
ポイント交換先
永久不滅ポイントは、様々な景品と交換可能です。
例えば、200ポイントが貯まると、1,000円分のAmazonギフト券と交換可能です。
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スマホ決済
セゾンパール・アメックスカード(デジタル)は、GooglePayとApplePay(両方ともQUICPay利用)に対応しています。
GoolePayもしくはApplePayで利用する際は、アプリを起動後、「QUICPayで」とQUICPayで決済するように伝えましょう。
新規入会特典で最大11%還元
セゾンパール・アメックスカード(デジタル)では、新規入会キャンペーンを開催中です。
新規入会キャンペーンを活用すると、還元率を最大11%まで引き上げることができます。
さらに、moppyを経由して発行すると、6,000円分がもらえます。
新規入会でQUICPay払いに+2%還元
セゾンパール・アメックスカード(デジタル)は、QUICPay払いだと、還元率が3%(通常の6倍)になりますが、新規入会特典として、2021年1月5日(火)までに申しこみすると、還元率が+2%上乗せされます。
ただし、カード発行月の翌月末までのQUICPay利用分が還元対象なので注意して下さい。
そのため、発行月と翌月までのQUICPay払いによる基本還元率が5%になります。
10,000円分キャッシュバックで実質+6%還元
2つ目の新規入会特典として、「10,000円分キャッシュバック」キャンペーンを開催中です。
このキャンペーンでは、入会月から最大3か月間、セゾンパール・アメックスカード(デジタル)で月30,000円以上決済すると、2,000円分がキャッシュバックされるという特典です。
そのため、30,000円の利用で2,000円がキャッシュバックされるため、還元率が実質+6%上乗せされます。
また、ドコモやSoftbank回線の支払いにセゾンパール・アメックスカード(デジタル)を利用すると、3ヵ月の特典期間が2か月延長されるため、1つ目の入会特典と合わせると、実質還元率が11%になります。
※QUICPay払いで+2%は、発行月の翌月末までが対象
【12月限定】moppy経由で6,000円分もらえる
12月中に、ポイントサイトのmoppyを経由して、セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)を発行すると、5,000円分以上の利用で6,000円分がもらえる案件が出ています(つまり、実質1,000円分がもらえます)。
注意してほしいことは、セゾンパール・アメックスカードの物理カード版の案件もありますが、そちら経由ですと、デジタル版発行による特典を受けることができないので十分注意してください。
※両方ともイメージ図が似ていますが、デジタル版にはタイトルに「デジタル」の表記があります。
セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)のメリット
セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)のメリットは、以下の2つです。
・年会費が実質無料
・基本還元率が3%
・最短5分で発行可能
年会費が実質無料
セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)の年会費は1,100円ですが、年1円以上の翌年の年会費が無料になります。
そのため、年会費は実質無料です。
基本還元率が3%
セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)の基本還元率は、本来0.5%ですが、QUICPay利用で還元率は常時3%です。
実質年会費無料で、還元率3%のVisa LINEPayカードもありますが、3%還元は2021年4月までで、その後は1%に下がってしまいます。
つまり、2021年4月のVisa LINEPayカードの3%還元が終了した後に、QUICPay払い限定となりますが、年会費無料で還元率3%という高還元クレカとして、セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)が活躍することが期待できます。
最短5分で発行可能
セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)は、スマホのみで最短5分で発行できます。
Webで申し込みをした後、スマホに専用アプリをダウンロードするだけで、すぐに使うことができます。
審査スピードによって発行時間に差はあるかもしれませんが、Webもしくは書類で申し込み申請後、審査、さらに自宅まで発送する必要がある、従来のクレカ発行手続きより、圧倒的にスピーディーで便利です。
セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)のデメリット
セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)のデメリットは、以下の2つです。
- QUICPay払い以外は還元率0.5%
- AMEXブランドによる利用幅の狭さ
QUICPay払い以外は還元率0.5%
セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)の基本還元率が3%(6倍)になるのは、QUICPay払いのみです。
通常のクレカとして使用した時の還元率は、0.5%(1,000円=1ポイント)です。
そのため、セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)を利用する場合は、QUICPay払いに限定した方がよいでしょう。
AMEXブランドによる利用幅の狭さ
仮に、セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)をQUICPay払い以外で通常のクレカとして利用する場合、AMEXブランドであるがゆえにかなり使いづらくなってしまう可能性があります。
例えば、楽天カードやリクルートカードで採用されている、「VISA/MasterCard/JCB」などの3つの国際ブランドは、日本国内に多くの加盟店を抱えています。
一方、AMEXは国際ブランドの1つではありますが、日本の国内の加盟店はVISA/MasterCard/JCBの3ブランドに比べて少ないです。
また、PayPayや楽天ペイなどのスマホ決済に登録できるクレカの多くは、VISAかMasterCard(かJCB)ブランドのカードのみが多く、AMEXはほとんどの主要スマホ決済で紐づけができません。
まとめ
セゾンパール・アメックスカード(デジタル版)は、実質年会費無料でQUICPay払いにて基本還元率が3%(通常の6倍)になるクレカであるため、Visa LINEPayカードの後釜として非常に期待できます。
ただし、通常のクレカ利用やスマホ決済では、あまりメリットがありません。
あくまで、Visa LINEPayカード(iD払いを含む)の代わりに、QUICPayが使えるコンビニやスーパーなどで利用することがおススメです。
キャッシュレス事務局