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Suicaが入場券に!?JR東日本の「タッチでエキナカ」は3月11日開始

Suica_入場券_タッチでエキナカ

Suica_入場券_タッチでエキナカ

JR東日本は、3月13日(土)の初電から、Suicaを入場券として利用できる「タッチでエキナカ」サービスを開始することを発表しました。

このサービスにより、今持っているSuicaが入場券となり、券売機で入場券を買う必要がなくなります。

今回は、そんなSuicaの入場券サービスである「タッチでエキナカ」について解説していきます。

目次
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タッチでエキナカとは

Suica

今回発表された「タッチでエキナカ」とは、Suicaなどの交通系ICカードが入場券になるサービスです。

事前登録などは必要ありません。

3月13日以降は、Suicaなどの交通系ICカードを改札機にタッチすると、2時間以内であれば同一駅で入退場が可能となります。

「タッチでエキナカ」を利用した場合、通常の入場券と同額(140円もしくは150円)がSuica残高から自動的に精算されます。

2時間以内であれば、駅構内を自由に移動できることから、駅ナカ施設の利用を促進するための施策として導入されるそうです。

※「タッチでエキナカ」のプレスリリースはこちら

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タッチでエキナカのメリット

Suica_入場券_タッチでエキナカ

「タッチでエキナカ」のメリットは、以下の3つです。

  1. 券売機で入場券を買う必要がなくなる
  2. 駅構内の施設に2時間まで滞在可能になる
  3. 西口→東口への通り抜けができるようになる

これまで、入場券は券売機で買う必要がありましたが、「タッチでエキナカ」によって、普段使っているSuicaやPASMOが入場券の代わりになります。

また、2時間以内であれば、駅構内は自由に利用可能なため、駅内のお店や施設を利用することができます。例えば、駅内のカフェや飲食店も「タッチでエキナカ」で、気軽に利用できます。

また、西口→東口への通り抜けですが、こちらも「タッチでエキナカ」を使えば可能です。ただし、通り抜けでも入場料がとられてしまうので、金銭的メリットは少ないです。

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タッチでエキナカの対象カード

スタバ_電子マネー_モバイルSuica_PASMO

「タッチでエキナカ」が使えるのは、Suica・PASMO を含む全国相互利用対象の10種類の交通系ICカードです。

モバイル Suicaや、ApplePayのSuica、他社アプリで発行されたSuicaやモバイルサービスPASMOも利用可能です。

  • Suica
  • PASMO
  • Kitaca
  • TOICA
  • manaca(マナカ)
  • ICOCA
  • PiTaPa
  • nimoca
  • SUGOCA
  • はやかけん
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タッチでエキナカの対象エリア

「タッチでエキナカ」は、JR東日本のSuicaエリア(首都圏・仙台圏・新潟圏)内の各駅在来線改札内が対象エリアとなっています。

また、このサービスは在来線自動改札機(ゲート型)のみ利用可能ですが、簡易改札機では利用できません。

加えて、新幹線改札機でも利用できないので注意してください。新幹線改札内へ入場する場合は、従来通りに券売機で入場券を買う必要があります。

※JR東日本内の利用可能エリア詳細はこちら

入場券の値段

Suica_入場券_タッチでエキナカ_範囲

「タッチでエキナカ」の利用額は、従来のきっぷの入場券と同額です。

首都圏などの電車特定区間の駅の場合は、入場券の料金は140円ですが、それ以外のエリアは150円です。

  • 電車特定区間の駅:140 円
  • それ以外の駅:150 円

Suica=入場券が導入できなかった理由

ITMediaNEWSの記事によれば、Suicaなどの交通系ICカードを入場券として導入できなかった理由は、以下の2つだそうです。

  1. 従来の自動改札機のシステムでは入場券と乗車券の収入を仕分けられなかった
  2. 複数の交通系ICカードに対応するシステムの構築に時間がかかった

1つ目の「自動改札機の仕分け」という観点では、乗車券からの収入は「運輸収入」、入場券からの収入は「旅客雑収入」と区別しており、その区別を可能にするためのシステム改修に時間が必要としたため、導入に踏み切れなかったとあります。

また、2つ目の「複数の交通系ICカードによる複雑さ」では、すでに10種類ある交通系ICカードに加え、ApplePayのSuicaなどがあり、これらの相互利用可能状態が、逆に入場券導入のためのシステム改修を妨げたそうです。

出典:ITMediaNEWS『Suicaが駅の入場券になるサービス、今までなかった理由は? JR東に聞く』

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タッチでエキナカのデメリット

一方、「タッチでエキナカ」にもデメリットがあります。

それは、人身事故などのトラブル時に、別の交通手段を使うために短時間で駅を出る場合に、誤って入場料が引き落とされてしまうことです。

例えば、従来は入場した駅から交通系ICカードを使って出ようとした場合、エラーが起こり退場できません。しかし、「タッチでエキナカ」によって2時間以内であれば、退場が可能となりますが、入場料が精算されてしまいます。

このトラブルに関して、ITMediaNEWSの記事内では、下記のようにトラブル対処方法が書かれています。

人身事故などのトラブルの際は、改札を通った後に乗車を諦め、短時間のうちに改札から出ようとする人が多くなる。この場合、従来は駅員が返金や入場の取り消しを行っていたが、今後はICカードをタッチして外に出ようとする人が増えることで、誤って入場料を引き落とす可能性もあるという。こうした際は、従来通り駅員が事情を聞き、返金や案内を行うとしている。

出典:ITMediaNEWS『Suicaが駅の入場券になるサービス、今までなかった理由は? JR東に聞く』

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【まとめ】タッチでエキナカは超便利

2021年3月11日(土)からサービス開始となる「タッチでエキナカ」ですが、普段使っているSuicaなどが自動的に入場券として使えるため、サービス内容は非常に便利だといえます。今後はわざわざ券売機で入場券を購入する必要もなくなるので、手間が省ける点が特に利便性を高めています。

また、駅構内のカフェや飲食店を利用したい場合も、入場料がかかってしまうことは変わりありませんが、Suicaで気軽に入場できるようになるという面で、心理的ハードルも少し下がる気がします。

ただし、人身事故などのトラブル発生時には、誤って入場料が精算されてしまうリスクがあるので、その場合は駅員さんの誘導に従うのがベストです。

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