VISAのタッチ決済とは
VISAのタッチ決済とは、VISAのクレカで利用できるタッチ式の決済機能のことです。
VISAのタッチ決済の使い方は非常に簡単です。例えば、皆さんが普段使っているSuicaのように、VISAのクレカをカードリーダーなどの端末にタッチするだけ決済することができます。
最近ではYoutubeでサッカーの堂安選手が出演している広告動画が流れており、スピーディーに決済が完了するとして注目されています。
特にコロナの影響で、VISAのタッチ決済のような非接触式決済がより普及していくとされています。
VISAのタッチ決済のメリット
クレカ決済がスピーディーに
VISAのタッチ決済のメリットはやはり、クレカ決済がスピーディーになることです。
通常クレカ決済では、4ケタの暗証番号の入力やサインなどが必要となります。そもそも、会計時に店員さんがクレカを端末に差し込んだり端末操作をする必要があるので、余計な時間がかかってしまいます。
しかし、タッチ決済は自分でクレカを端末にかざすだけで決済が完了します。
また、Withコロナの生活様式では、タッチ決済のような非接触決済がスタンダード化し、決済がより簡単かつスピーディーになります。
ただし、1万円以上の決済では暗証番号の入力もしくはサインが必要となってしまうので、タッチ決済は少額決済でクレカを使う際に非常に便利です。
不正利用を防止できる
タッチ決済であれば、クレカの番号やセキュリティコードが盗み見される危険性が減ります。
例えば、クレカを預かった店員さんが不正にクレカの番号や裏面の3~4ケタのセキュリティコードを盗み見られたことで、クレカが不正利用された事件も起こっています。
また海外では、カードリーダーに不正に番号を読み取る仕掛けが施され、番号が抜き取られてしまったという事例もあります。
このように、クレカを会計時に他人に渡すことには一定のリスクがあります。
一方、VISAのタッチ決済は自身がカードをかざすだけなので、他人にクレカを渡す必要がありません。また、カードリーダーなどでスキャンする必要もないので、クレカ情報がスキャンされる心配もありません。
特に海外旅行先などでクレカの不正利用に心配がある方は、VISAのタッチ決済を持つことをおススメします。
海外でも利用可能
VISAのタッチ決済の他の強みは、海外でも利用できることです。
全世界のVISA加盟店でタッチ決済に対応している店舗なら、どこでも利用可能です。
タッチ決済に対応している店舗には、タッチ決済のロゴマークが貼ってあります。
実際に、ヨーロッパなどに旅行する人からは、現地でVISAのタッチ決済が非常に役立ったと聞きます。
タッチ決済可能なクレカが1枚でもあれば、現地で外貨両替をする必要もなくなるので非常に便利です。
VISAのタッチ決済のデメリット
高額決済に向いていない
VISAのタッチ決済が利用できるのは、1万円未満の決済のみです。
1万円以上の決済では、暗証番号の入力もしくはサインが必要となります。そのため、タッチ決済は少額決済向けといえるでしょう。
認知度が低い
VISAのタッチ決済のもう一つのデメリットは、認知度が低いことです。
例えば、コンビニでタッチ決済を利用しようとしたところ、店員さんがタッチ決済を知らず、対応に時間がかかったなどの事例が起こっているようです。
コンビニなどでは、普通のクレカでもタッチ決済でも、レジのオペレーションは同じのようなので、無難にクレカの利用を申告してタッチ決済をした方がよいかもしれません。
実際にコンビニでは、「クレカで」と伝えて端末にタッチしても無事に決済することができるようです。
Suicaなどに比べると反応スピードが少し遅いですが、端末から音が鳴れば決済完了です。
【実際にローソンでVISAのタッチ決済を試してみた記事はこちら↓】
VISAのタッチ決済の加盟店
VISAのタッチ決済が利用できる店舗はまだ多くありませんが、皆さんが普段使うお店でも実は利用できるようになっています。
飲食ではマクドナルドやすき家、コンビニではセブンやローソン、スーパーではイオンで利用できます。
【飲食店】
・マクドナルド
・すき家
・タリーズコーヒー
【スーパー】
・イオン
・マルエツ
【コンビニ】
・セブン・イレブン
・ローソン
【ドラッグストア】
・ウェルシア
【その他】
・郵便局
※一部抜粋。全加盟店舗の一覧はこちら
【4選】おススメのタッチ決済機能付きクレカ
最後に、VISAのタッチ決済が利用できるおススメのクレカを4枚紹介します。
・Visa LINEPayカード
・三井住友カード(Visa LINEPayカード以外)
・楽天カード
・イオンカード
Visa LINEPayカード
還元率 | 還元ポイント | 年会費 | おススメ度 |
3%(’21年4月30日まで) ※’21年5月以降は1% |
LINEポイント | 1,375円(税込) ※初年度は無料 ※2年目以降は年1回以上の利用で年会費無料 |
★★★★★ |
Visa LINEPayカードがおススメな理由は、年会費無料にもかかわらず、還元率が3%であることです。
さらに、年1回以上の利用で翌年の年会費も無料になるなど、年会費無料かつ高還元率という点で、現在最もおトクなクレカです。
還元されたLINEポイントは、LINEPay決済で利用できるなど、ポイント活用もしやすくなっています。
還元率が3%なのは2021年4月30日までですが、そのまでに還元率が変更される可能性もあるので注意してください。
三井住友カード(Visa LINEPayを除く)
還元率 | 還元ポイント | 年会費 | おススメ度 |
0.5% ※一部店舗で5% |
Vポイント | 1,375円(税込) ※ネット申込で初年度無料 ※2年目以降はWeb明細利用で実質825円に割引 |
★★★★☆ |
三井住友カードの特徴は、利用額に応じて付与されるVポイントです。
これまでは1,000円=1ポイント(5円分)が付与されるワールドポイントという制度でした。しかし、今年の6月から200円=1ポイント(1円分)が付与されるVポイントに変更され、ポイントが以前よりためやすくなっています。
さらに以下の店舗で利用すると、いつでも還元率が5倍の2.5%(100円=2.5円)になります。
・マクドナルド
・セブンイレブン
・ローソン
・ファミリーマート
※コンビニ3社のうち、VISAのタッチ決済が使えるのは、セブンイレブンとローソンのみ
貯めたVポイントは、銀行手数料に使ったり、他社ポイントやマイル、ギフトと交換できます。
マクドナルドやコンビニを頻繁に利用する方は、ぜひ1枚は持っておきましょう。
楽天カード
還元率 | 還元ポイント | 年会費 | おススメ度 |
1% | 楽天ポイント | 永年無料 | ★★★★☆ |
楽天カードは、永年年会費無料かつ還元率が1%(100円=1ポイント)の、コスパが良いクレカです。
貯まった楽天ポイントは、1ポイント=1円分として、楽天市場や楽天ペイなど楽天サービスで利用できます。
かなりポイントが貯まりやすく、またポイントも使い勝手がいいので、ポイントを買い物にフル活用したい方は楽天カードをおススメします。
サッカーの堂安選手が出演しているYoutube広告にも、楽天カードマンとコラボしたバージョンがあるように、楽天カードでVISAブランドを選択すれば、VISAのタッチ決済が利用できます。
イオンカード
還元率 | 還元ポイント | 年会費 | おススメ度 |
0.5% | ときめきポイント | 永年無料 | ★★★☆☆ |
イオンカードは、イオン系列の店舗で利用するといつでもポイントが2倍になるカードです。
イオンは、スーパーの中でもタッチ決済をいち早く導入したお店でもあります。特にイオンの店舗ではVISAのタッチ決済がしっかりと周知されており、スムーズにタッチ決済ができたという評判もあります。
イオン系列の店舗を利用することが多い方におススメの1枚です。
キャッシュレス事務局